アネスタ総研
顧問 小暮 剛一 随想録
シーズン1(2020年9月初旬〜10月上旬収録)

Kogure`s Essays ポストコロナ社会で生き残る大学とは

はじめに

75歳になった。私に残された時間も少ない。
断捨離を始めるタイミングといえるが、折しもコロナ禍の世となった。
私は大学職員を経たのち、理事長職を法人理事会より拝命した。当時は職員出身の理事長は珍しく、様々な経験をすることができた。

今日教育問題や大学問題は、広範に大量に発信されている。それらは大学周辺の諸現象を部分的に取り上げたものが多く、大学に注目する保護者や高校生の「知りたい」という思いに便乗した書籍などは、私の目から見るとほとんどが意味のない内容と感じる。

本稿ではこれまで大学経営に携わった一人として、大学がこれからどのように変わっていくのかを見届け、そして私見ながら幅広くトータルな視点で発信していこうと思う。

成熟した感覚を備えた大学人、保護者や高校の先生方はもちろん、大学教育に関心がある一般の方々にお読みいただき、今後の高等教育の発展の一助になればと思う。

(2020年9月初旬〜10月上旬収録)

Profileプロフィール
アネスタ総研顧問
小暮剛一
1945(昭和20)年 法政大学社会学部社会学科を卒業し、芝浦工業大学へ入職。
2009年6月より芝浦工業大学 理事長(〜2010年6月)。
その後、上海日本人学校董事長(2011年4月〜2015年3月)、佐久大学顧問(2015年8月〜2018年7月)。
大学教育全般のほか、国際教育や差別問題にも関心が高い。
Profileプロフィール
アネスタ総研顧問
小暮剛一
1945(昭和20)年 法政大学社会学部社会学科を卒業し、芝浦工業大学へ入職。
2009年6月より芝浦工業大学 理事長(〜2010年6月)。
その後、上海日本人学校董事長(2011年4月〜2015年3月)、佐久大学顧問(2015年8月〜2018年7月)。
大学教育全般のほか、国際教育や差別問題にも関心が高い。

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