内閣府 男女共同参画局
推進課課長 花咲恵乃

オピニオン

理工系女性の活躍が社会を豊かに
仕事の選択肢も広がっています

この記事は『I→technology(アイテクノロジー)』02号より転載しています。2021年11月取材。

 

大学・企業・学術団体が理工系への進路選択を支援

日本では理工系進路を選択する女子学生、理工系研究者のなかで女性が占める割合が少ないことが課題となっていました。そこで、女子中高生に理工系分野に関心を持ってもらい、進路選択につなげることを応援するため、内閣府が2005年から始めた取り組みが「理工チャレンジ(リコチャレ)」です。

「リコチャレ」では、趣旨に賛同する大学・企業・学術団体などの集まりである「リコチャレ応援団体*」と、応援団体のなかでセミナー、 工場見学会、実験教室の開催など具体的な活動を行っている「理工系女子応援ネットワーク」で構成され、情報発信やイベントを開催しています。また、「STEM Girls Ambassadors」制度では、理工系の第一線で活躍する女性ロールモデルを各地に派遣して講演を行っています。

2021年に実施された「夏のリコチャレ」では、59の応援団体が113のイベントを開催しました。コロナ禍のため、実地とオンラインを併用した開催となりましたが、6,300名以上の方が参加しました。そんななかでも、アマゾンデータサービスジャパン(株)がオンラインで実施したトークセッションやワークショップに長野県池田町が連携を希望し、地元の小学生がパブリックビューイング形式で参加するなど、新しい取組の形も生まれました。

「今年の夏のリコチャレでは、私たちがメッセージを届けたいと考えている女子中高生 の参加が昨年より増えたこと、日本全国からオンラインで参加してもらえたことで、よい取組になったと思います」と、花咲恵乃課長は話します。

保護者や先生にも理工系進学を応援してほしい

女子中高生が理工系選択を考えたときに 後押しとなるのが保護者や先生方の理解・応援です。
そこで、2022年「夏のリコチャレ」では、保護者への情報発信を増やして、保護者世代が持つ「女子は理工系に向かない」というイメージの払拭をめざしたいと考えています。
大学の理工系学部の学習環境は大きく改 善され、卒業後に携われる仕事も多岐にわ たっています。女性技術者・研究者に対する産業界からの期待度も高く、これまで男性が主流だった分野に女性が参加することで、新たなイノベーションが生まれ、社会全体が豊かになります。花咲課長は「理工系の科目が好き、楽しい、面白そう、と考えている皆さんは、ぜひ、やりたいことにチャレンジしてください。今は理工系の学部にもさまざまな分野が用意されているので、自分のやりたいことにアプローチできる道を見つけてほしいと思います」と、女子中高生にエールを送ります。

*株式会社アネスタは「リコチャレ応援団体」に加盟しています。

Profileプロフィール
内閣府 男女共同参画局
推進課課長
花咲恵乃 さん
◀左から推進課の林健悟さん、花咲恵乃さん、福田翔さん。(取材2021年11月)
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推進課課長
花咲恵乃 さん
◀左から推進課の林健悟さん、花咲恵乃さん、福田翔さん。(取材2021年11月)

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