お茶の水女子大学では、2024(令和6)年4月より共創工学部が新設される。SDGsや多様性を包摂する社会を実現するには、女性の参画は不可欠である。データサイエンスの基盤の上に、工学の知と文系の知を協働させることで、Society5.0への取り組みを前進させ、人間中心の社会に向けたイノベーションを推進できる女性人材の育成を目指す。
共創工学部は、工学と人文学、工学と社会科学を協働させ、新たな技術や文化、つまりモノやコトを考案・創造することを目的とした新しいコンセプトの工学を目指している。具体的には、自然科学を基礎とし、社会と対話しながら新しい技術を実装・普及する「人間環境工学科」と、データサイエンスの手法を活用し、人文学・社会科学と工学を協働させて新しい文化や価値を創り出す「文化情報工学科」の2学科で構成されている。
その教育課程には、これからの未来社会の創造には生活者の多様性を考慮し、かつ持続性をもつ社会の実現が求められることから、専門的な知識(専門知)はもちろん、社会的な課題を発見し(発見力)、解決策を考案する(発想力)だけでなく、それを具現化し(デザイン力)、社会との対話によって(対話力)普及させるための各能力を涵養するプログラムを備えていることを特徴としている。
また一級建築士、二級建築士の受験資格、博物館学芸員、GIS学術士、地域調査士の資格取得に必要なカリキュラムも用意している。
(お茶の水女子大学のホームページから引用作成)
*詳しくは、以下をご覧ください。
https://www.te.ocha.ac.jp/special/