GPA(Grade Point Average)は大学における学業成績を示す指標です。GPA値を「奨学金の給付」「進級の判断」「就職における推薦」、そして「卒業条件」などに使う大学は多く見られます。
GPAは、S,A,B,C,Dなどの5段階評価(4,3,2,1,0)で行われます。GPAの計算法は以下の通りです。
(例)
90科目を履修登録をして、S評価4科目、A評価8科目、B評価19科目、C評価10科目、D評価2科目の結果となった3年次の学生の場合
S評価(4)の科目が4科目(4科目の合計単位数8単位)→4×8=32
A評価(3)の科目が8科目(8科目の合計単位数18単位)→3×18=54
B評価(2)の科目が19科目(19科目の合計単位数36単位)→2×36=72
C評価(1) の科目が10科目(10科目の合計単位数24単位)→1×24=24
D評価(0) の科目が2科目(2科目の合計単位数4単位)→0×4=0
履修登録科目の総単位数:8+18+36+24+4=90
*上記の学生のGPA
(32+54+72+24+0)÷90=2.02となります。
卒業要件の中にGPA値を入れている例として、必修科目を含め124単位以上の単位取得はもちろんですが、GPA2.5以上を満たしていることも加え、学位授与を厳格に行なっている大学もあります。学部の場合、学位授与=卒業ですので、GPA2.5未満の学生は124単位以上を取得しても留年となります。