和光大学では、特定の科目を体系的に履修することで卒業時(一部は在学時)に認定プログラム修了の認定証を授与する制度がある。これは、4年間の学びの目標を達成し、成果を可視化する機会を学生に提供している。このプログラム修了は、就職活動などで専門性をアピールする有利な材料につながっている。
具体的には、関連科目の所定の単位を修得し、レポートや小論文等(各プログラムにより異なる)を提出して、認定を受けることになる。対象となる学生は全学部・全学科生であること、明確な認定条件があることが特徴的であると言える。
- 地域・流域プログラム
このプログラムは、基幹講義科目と理論講義科目および実践型講義科目から構成され、川崎市岡上地域や鶴見川流域の自然環境と社会に触れながら、環境に関わる学問を学ぶ。修了者は「流域環境士」として認定され、地域社会や環境関連の活動に従事することにもつながる。
- ジェンダー・スタディーズ・プログラム
このプログラムは、歴史や文化など多角的な視点からジェンダーに関する科目を系統的に修得し、所定のレポートを提出した学生に「プログラム履修証明書」が授与される。社会の問題性を理解し、より良い社会について考え、行動する力を養える。ジェンダーに関する課題の発見・解決に役立ち、多様な働き方や生き方の設計に生かすことにつながる。
- 言語研修プログラム
このプログラムには、日本語・英語・中国語の言語研修があり、日本語のプログラムは日本語教師の養成を目指し、「日本語教員養成プログラム修了証」が発行される。英語・中国語のプログラムでは、言語圏の文化を学びつつ、外国語能力を認定することになる。外国語の運用能力向上が見込まれ、将来の進学や留学、国際的な仕事にも役に立つと考えられる。
(和光大学のホームページから引用作成)
*詳細は以下をご覧ください。
https://www.wako.ac.jp/faculty-postgraduate/learning/certification.html