多くの女子大学が新たな人材育成を進める中、相模女子大学では2026年4月に学芸学部「国際コミュニケーション学科」、人間社会学部「地域クリエーション学科」を開設する。今回は、学芸学部「国際コミュニケーション学科」に注目したい。
この学科では、言語・文化・ビジネス・アートといった多分野を横断的に学びながら、多様な視点を養い、実践経験を積むことで、豊かな国際感覚とコミュニケーションをデザインする能力を身につけることを目指している。その活躍の場として、以下のような分野が紹介されている。
- 国際企業
- 翻訳・通訳業
- 観光業界
- 教育関連職
- NPO・国際協力団体
- 外資系企業のサポート職 など
また、これらの分野で活躍するために、以下の資格取得を支援していくとしている。
- 韓国語能力試験(TOPIK)
- ITパスポート試験
- 実用英語技能検定(英検)
- 共生社会コミュニケーション検定
- 世界遺産検定
- TOEIC
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)
- 観光英語検定 など
英語や韓国語などの多言語学習に加えて、英語圏や韓国、台湾、フィリピン、タイなどの文化を学ぶことで、多文化共生社会で求められる国際感覚を磨くプログラムも用意されている。さらに、留学・語学研修、インターンシップ、ボランティア研修など、実体験を伴う探究を重視した学びを提供する。特に印象的なのが、学生一人ひとりに対する個別コーチング指導だ。AIも活用しながら個性を引き出し、学びと将来に向けたコーチングを行う。このような支援は、現在、非常に重要視されている。
今後、相模女子大学の新設学科「国際コミュニケーション学科」がどのような人材を輩出していくのか、注目していきたい。
(相模女子大学のWebサイトから引用作成)