帝京大学の理工学部は現在「機械・精密システム工学科」「航空宇宙工学科」「情報電子工学科」「バイオサイエンス学科」の4学科がある。この4学科が、2025年度より「総合理工学科」「データサイエンス学科」の2学科にリニューアルされ、既存の「情報科学科 通信教育課程」と合わせて3学科体制となる。総合理工学科は、「機械・航空宇宙コース」「ロボティクス・AIコース」「情報科学コース」「環境バイオテクノロジーコース」の4つのコースからなり、理学・工学分野における幅広い知識を身につけたのち、専門領域をより深く学ぶことになる。総合理工学科は宇都宮キャンパスに設置され、模型飛行場や温室、実習工場などを利用し研究を進めることができる。
一方でデータサイエンス学科は板橋キャンパスに設置される。板橋キャンパスには医学部・薬学部・医療技術学部が設置されており、こういった学部の医療データはもちろん八王子キャンパスに設置されている経済学部や大学院のデータも用いてデータサイエンスを学ぶことができる。他学部や大学院との連携だけでなく、自治体や企業へのインターンシップを通して、データから価値のある情報を創造し、それを意思決定に生かす能力を備えた人材育成を目指していく。
入学定員は総合理工学科が195名、データサイエンス学科が70名の計265名である(通信教育課程は除く)。入試方式は、10・11・12月に行われる総合型選抜や、11月に行われる公募型推薦、12月行われる奨学特待生選抜などの年内入試はもちろん、一般入試も3期まで予定されている。その中でも大学共通テスト利用は、共通テストよりも前に出願する前期日程はもちろん、2月に出願する中期日程、3月に入っても出願が可能な後期日程まで予定されており、理工系を目指す受験生にとっては魅力的であろう。
新学部で開講される新しい科目の多くは在学生も履修可能であり、新入生はもちろん在学生のカリキュラムもより一層充実したものとなることが期待される。
(帝京大学のWebサイトほかより引用作成)
*詳しくは以下をご覧ください。
https://www.teikyo-u.ac.jp/science_tech_2025/